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今年のおまえらへのクリスマスプレゼントは愛だ!

1 :闇☆会長 ◆p9GipySMGk :03/12/23 17:28 ID:Y/5MRYhl
アタリメーデスヨネ!

2 :おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:03/12/23 17:49 ID:kWKcv6vd
むしろ哀だ!

3 :(1/5) ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:46 ID:???
今日はクリスマスイヴ。
街では幸せそうな恋人たちが行き交い、
大人は子供のためのプレゼントを抱えて家へと急いでいた。
だけど、その女の子は泣いていました。
夜になっても灯りをつけず、暖をとることもせず、
暗い部屋の中でただただ泣いていました。
もう、サンタクロースなどいないと分かっている歳の女の子。
彼女が泣いている理由は、誰もが知っていました。

彼女には好きな人がいました。
今もその人のことを想って泣いていたのです。
その好きな人は、昨日、遠いところへ行ってしまったのです。
それは海の向こうの異国の地。
彼女にはそれが遠くて、遠くて、
もう2度と会えないような気がしていました。
でも、彼女が泣いていたのはそれだけではありません。
彼女は彼に自分の想いを伝えられなかったことを悔やんで泣いていたのです。
せめて時間があれば、せめて自分に勇気があれば、
そう思って泣いていたのです。

4 :(2/5) ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:47 ID:???
夜もふけ、街のざわめきも落ち着いてきた頃、
彼女は母親に言いました。

「ねぇお母さん、靴下はどこ?」

それは、彼女小さい頃イヴの夜枕元に置いていた靴下です。
大人でも大きすぎる片方だけの靴下。
彼女の母親はたいそう驚きましたが、
目を赤く腫らせた娘に頼まれ、物置から靴下を探し出しました。
真っ赤で、少し埃をかぶった靴下。
彼女は思いました。
「いつからこの靴下を置かなくなったのだろう…」

彼女はその靴下に、一枚の手紙を入れました。
左上にもみの木の絵が入った、クリスマス用の便箋に書いて。




5 :(3/5) ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:47 ID:???
「 サンタクロース様へ

   私に勇気をください。
   もうこんなに大きくなったけど、
   私にはまだ何もかもが足りません。
   でも、勇気があれば、わたしはこんなに苦しまなくてもすんだでしょう。
   私は好きなあの人に何一つ伝えられなかったのです。
   本当に好きで、好きで、好きで…
   それなのに何も伝えられなくて…
   私はとても後悔しています。
   今も泣きながらこの手紙を書いています。
   こんなに苦しむのなら伝えておけばよかった。
   私は本当に愛していたのです。
   その気持ちは遠く離れた今でも変わりません。
   もし再び会うことができたなら、伝えたいのです。
   心から愛していることを。                」


筆を走らせる間にも涙は溢れてきました。
窓から外を見ると街の灯りが滲んで見えました。
彼女は手紙を入れた靴下を枕元に置き、やがて深い眠りへと落ちていきました。


6 :(4/5) ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:48 ID:???
その夜、彼女は不思議な夢を見ました。
それは自分の部屋で、ベッドで寝ている彼女の枕元に誰かが立っている夢。
そしてその"誰か"は、彼女の手紙を読み、深くため息をつくと窓から出て行きました。

朝になり、彼女は目を覚ましました。
いつもと変わらない空気。
彼女はほとんど期待していませんでした。
それでも、もしかしたら何かプレゼントが入っているのではないかと思い、
枕元の靴下をのぞきました。
しかし、そこには何もありませんでした。

彼女はもう涙も枯れ、窓際に座ってただ外を眺めていました。
やがて夕方になり日も傾き始めた頃、彼女は母親から呼ばれました。
電話だとのこと。
彼女は憂鬱な気分を拭いきれないまま電話に出ました。
すると…
何ということでしょう、
彼女に電話をしてきたのは想いを伝えられなかったその人だったのです。
彼女は驚き、戸惑い、喜び、上手く話すことができませんでした。
しかし、電話の向こうのその人の言ったことに、彼女はもっと驚きました。
「ありがとう。俺も好きだよ。」
彼女は耳を疑いました。
「え…?今、なんて…」

7 :(5/5) ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:49 ID:???
電話の向こうの彼はさらに言葉を続けます。
「俺も…なんて言うか…。言えなかったことを後悔してたんだ。
 もう無理だって半分諦めかけてたんだけど、ありがとう。」
彼女はなぜ彼が"ありがとう"と言うのか分かりませんでした。
「なぜ?なぜ"ありがとう"って言うの?」
彼は答えました。
「君が俺に手紙をくれたからじゃないか。」
「手紙?」
「うん。この手紙は君が書いたんでしょう?」
彼女は受話器を持ったまま自分の部屋へと走りました。
そして靴下の中を見ました。
そして彼女は気付いたのです。
そこに何もないことを。
昨日入れたはずの手紙もないことを。
「もみの木…その手紙ってもみの木のマークが入ってる?」
彼女は尋ねました。
「もみの木?左上のほうに何か木があるけど…半分くらい切れてるから分からない。」
「半分?」
「うん、なんか不自然なんだけど…」
彼女はなぜそれが切れているのか容易に想像することができました。
最初の数行…彼女がサンタクロースに自分の願いを書いた部分がなくなっていたです。
彼に届いたのは、その後の彼への想いを綴った部分。

彼女は彼に言いました。
「サンタクロースっているんだね。」
彼は不思議がりました。
「え?どういうこと?」
しかし彼女は言いました。
「ううん。なんでもない。メリークリスマス!」

8 : ◆8x8z91r9YM :03/12/24 18:50 ID:???
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9 :おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:03/12/30 21:48 ID:ETWsTwFc
クリスマース
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